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認知症⑦ 「認知症の治療について」

[2019.06.03]
今回は認知症シリーズの最後になります。
 
認知症の治療についてご説明します。認知症の治療について専門的に言及しようとすると、ひなたの日記何十回分となってしまい現実的ではありませんので、今回は認知症治療についての考え方についての概説となりますことを予めご了承ください。
 
初回の復習になりますが、認知症は脳細胞が壊れてしまうことによっておこる、神経レベルの病気です。
脳細胞は分裂しません。つまり古い細胞が細胞が新しいもの生まれかわっていくということがありません。
一回壊れてしまった脳細胞は再生しないのです。
 
つまり、大変残念ではありますが、認知症を治すことのできる魔法のような薬は現在存在しません
 
現在保険適用のお薬は、脳細胞をつなぐ神経伝達物質に働きかけることで、認知症の症状を和らげたり、少しでも進行を抑える作用が主となります。
アリセプト、メマリーなどの飲み薬や、イクセロンパッチなどの貼り薬が代表的です。
 
また、認知症に伴う周辺症状に対して、気分を落ち着ける漢方薬やその他の薬がいくつか存在します。
 
これまで触れてきましたように、認知症の症状は十人十色で重症度も様々ですので、患者様お一人お一人のお話をしっかりお聞きして、重症度やどのような症状でお困りかを把握した上で、これらのお薬を組み合わせつつ、治療効果が得られるように処方内容を調整していきます。
 
また、お薬以外にも、生活環境を調整したり、介護者が認知症の5つのポイントをよく理解した上で患者様対応することもまた、治療という意味でも大きな意味を持ちます
 
認知症診療は大変難しいのが現実です。特にご家族様の心労は察するに余りあります。そして誰よりも患者様ご自身が失われゆく認知機能の中でもがき苦しまれております。
 
ひなたでは、一筋縄ではいかない認知症診療について、これまで医学界の先人たちが築いてきた治療経験や、日進月歩で更新される膨大な医学的な情報、そして院長自身の経験などを総動員させ、目の前の患者様やご家族様にとって最善のケアを提供できるように真摯に向き合ってまいりたいと考えております。
 
認知症でお困りの方は是非一度ご相談をお待ちしております。
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