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在宅でのターミナルケアを実現するためのポイント その①

[2019.09.01]
それでは、在宅でのターミナルケア・お看取りを実現するための5つのポイントについて、ひとつづつご説明します。
 
①当事者全員で終末期であることに向かい合う
 ヒトは歳を重ねると、いずれ体力が低下し、筋力が落ちていきます。活動量も少なくなってきて、食事量が徐々に減っていき、痩せていきます。いわゆる老衰という身体の変化です。
 一般的なイメージでは、老衰というのは、”何も病気にかかっていないのに、加齢のせいで体力が落ちていき、苦しまずに自然にこと切れること”、というふうなものでしょう。
 しかしながら、老衰という現象は、悪性腫瘍・認知症・心不全などあらゆる疾患の末期症状に現れる身体の変化そのものであり、老衰が進行する時期と終末期はほぼ同義です。
 つまり、病状が進行した結果体力が低下し、食事量が減少し傾眠傾向(寝ている時間が長くなる)が見られるようになりますと、老衰が進行して終末期状態にあるという判断になります。
 
このことは特に親しいご家族にとって胸の張り裂けるような想いで、容易には受け入れられないことでしょう。
 「きっとまた元気になるはずだ」と信じて、ほぼ寝たきりの患者様を複数の医院に連れて行かれるご家族や、医者から終末期状態と告げられて怒りを感じられるご家族も多々おみかけします。
 一般的に、悲観的な情報の受け入れには複数の心理的段階を経るとされています。
 ですので、最初は終末期であることを受け入れられないことはごく自然な反応ですが、ある程度の時間が経過しても終末期を受け入れられない当事者の方がいる場合、ターミナルケアを提供することはできません。
 
 終末期であることを受け入れることができて初めて、終末期に見られるお身体の変化について心の準備をすることができ、必要な緩和ケアを遅滞なく提供することができます。
そして何より、終末期であることを受け入れるのは、残りの大切な時間に向き合うということです。そうすれば、患者様やご家族がやり残したことはないか、最後に実現したいことはどんなことか、そして最期をどのように迎えるか、、、などを当事者全体で話し合える環境が整います。
 
 
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